学会・国際会議発表」カテゴリーアーカイブ

三ケ峯エコハウス、The Sagamine-Echohouse

2008年より、大学院美術特別研究「環境とメディアA,B」履修学生及び地域住民と、地域の間伐材を使用して学内において「エコハウス」をセルフビルドで建設し、生態系と親和性のある建物の研究及び自然エネルギーの研究などを行っている。

論文
「The Sagamine-Echohouse」「電子芸術国際会議ISEA2018 DURBAN SOUTH AFRICA “INTERSECTIONS” ACADEMIC PROCEEDINGS FULL PAPERS」P155-P162、単著(査読付き)(2018)
「大学院特別研究、環境とメディア、エコハウスをつくる」愛知県立芸術大学紀要」44号(2014)論文編
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犬山観光情報のクロスメディアデザイン-地域の観光情報のトータルなデザインディレクション

日本デザイン学会第64回春季研究発表大会口頭発表
地域振興、地域研究A8-06
2017年7月1日(土) 9:00 ~11:00
拓殖大学(文京キャンパス)

日本デザイン学会誌「日本デザイン学会研究発表大会概要集」64巻 (2017) A8-06
2017年7月
単著


愛知県犬山市の犬山観光情報のクロスメディアデザインについて、当初の問題点と対策、情報媒体のデザイン、サインデザイン、関連施設・周辺地域の情報の整備、犬山観光情報・観光案内所ロゴタイプ、パターングラフィクス、キャンペーンロゴ、コンテンツのデザインディレクションの経緯と具体的な手法について実例を挙げながら報告した。また一連のデザインとその効果について検証し、調査、企画からトータルなデザインの一貫性、継続性、デザイン管理等に関するクロスメディアデザインのデザインディレクションの重要性について述べた。

http://feng.takushoku-u.ac.jp/jssd2017/application.html
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssd/64/0/64_302/_pdf

知多半島ケーブルテレビネットワーク 地域のお宝発見「マルトモ探検隊」

2016年度映像学会中部支部第3回研究会発表
2017年3月7日(火)13:30-
愛知淑徳大学長久手キャンパス

愛知県常滑市教育委員会、美浜町、南知多町教育委員会、武豊町の地域の小学生と、様々なフィールドワークと体験型ワークショップによって地域の魅力を発見し、ケーブルテレビを通して紹介することを通して、子供のメディア・リテラシーの向上と、地域の情報発信の手法の開発と実践について発表した。


知多半島ケーブルネットワーク「地域のお宝発見、マルトモ探検隊」
-地域における子供による情報発信の効果-
石井晴雄(愛知県立芸術大学)
米島竜雄((株)第二制作)

「マルトモ探検隊」は知多半島ケーブルネットワーク株式会社と愛知県知多半島の常滑市、美浜町、南知多町、武豊町の4市町在住の小学生たちが共同で「地域の魅力(=お宝)を発信する」テレビ番組シリーズである。制作した番組はケーブルネットワークの放送エリア(常滑市、美浜町、南知多町、武豊町)で毎日2回、30 分番組として放映されている。
制作のプロセスは以下の通りである。

  1. 地域の小学生4 〜6 年生3 〜6 人程度の「探検隊員」を募集。
  2. 「探検隊員」が行きたいところ、体験したいことの希望を聞く。
  3. 実際に体験取材することができる場所をスタッフが事前にヒアリング、ロケハンをおこない、候補を絞り込む。
  4. 探検1日目に隊員たちと実際に行く場所や体験することを決め、取材、インタビュー、レポート撮影を2カ所程度おこなう。
  5. 探検2日目も2カ所程度取材、インタビュー、レポート撮影を行う。
  6. 3日目はそれまでの探検(=体験取材)の模様を編集した映像を試写し、2日間の体験レポートの中から印象に残ったことや場所を絵と短い文章にして発表する。
  7. 編集をおこない、ナレーションを録り、放映する。

マルトモ探検隊は事実を正確に伝えること、体験を通して伝えること、子供たちが自分のイメージと言葉で伝えることに留意して制作している。地域の子供たちがその地域の人たちのところへインタビュー取材に行くことによって、地域の住民も「地域の子供達に地元の良さを知って欲しい」という気持ちから、積極的に取材に応じてもらえる効果があった。また子供達が実際のテレビ番組の制作に参加することによって、現場の緊張感を味わうことができた。また、子供は何事にも率直に反応するので、リサーチやロケハンによってできる限り子供の素直な反応が引き出せる場所や体験、取材対象を選び、子供たちの率直な反応を引き出してそれを映像に収めることが、番組全体に活力を与える結果になった。

http://jasias.jp/wp-content/uploads/2017/07/JASIAS_NewsLetter179.pdf

三ケ峯里山計画-第4回サステイナブルキャンパス構築国際シンポジウム、持続可能な環境配慮型大学構築のための「かなめ」と「ひろがり-古今東西の知恵の扇を展げる-」

第4回サステイナブルキャンパス構築国際シンポジウム、持続可能な環境配慮型大学構築のための「かなめ」と「ひろがり-古今東西の知恵の扇を展げる-」プレゼンテーション、パネルディスカッション
平成29年2月27日
京都大学国際科学イノベーション棟
主催:京都大学環境安全保健機構・京都大学施設部

京都大学において行われた国際シンポジウムにおいて、愛知県長久手市と愛知県立芸術大学をフィールドとして地域住民や学生とおこなっている農や食、インターネットの情報、ワークショップやイベントによるクロスメディア的、包括的な取り組み「三ケ峯里山計画」についてプレゼンテーションをおこなった。またマヘシ・プラドハン(国際連合環境計画技術・産業・経済局国際環境技術センター、ナレッジマネジメント・パートナーシップ プログラムオフィサー)、下田吉之(大阪大学環境・エネルギー管理部副部長)、秦めぐみ(京都秦家主宰)、坂内正明(三重大学大学院地域イノベーション学研究科特任教授)、浅利美鈴(京都大学地球環境学堂准教授)各氏とパネルディスカッションをおこなった。

http://www.esho.kyoto-u.ac.jp/?page_id=1281

http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/international/events_news/office/shisetsu/kankyo/news/2016/170227_1.html

犬山観光情報WEBサイト-地域の活性化のための観光情報のデザインとディレクション-

第63回日本デザイン学会春季研究発表大会口頭発表
2016年7月3日
長野大学

日本デザイン学会誌「日本デザイン学会研究発表大会概要集」63巻 (2016) C8-04 (CD-ROM)
P282-283
2016年7月
単著


愛知県犬山市の犬山観光情報webサイトのデザインディレクションするにあたり、情報の集積と組織化などの調査・分析、基本情報、観光情報、アイデンティティーの明確化のためのビジュアルアイデンティティーとブランドイメージの確立、スマートフォン独自のコンテンツの開発、展開など、観光情報webサイトに必要なデザインディレクションの手法とその成果について述べた。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssd/63/0/63_117/_article/-char/ja/

 

Nagakute-Yuimaaru website

電子芸術国際会議 ISEA2016 HONGKONG香港 CULTURAL R>EVOLUTION
ポスター展示、ポスターセッション発表
2016年5月18日
香港市立大学クリエイティブメディアセンター、香港

ISEA2016 Hong Kong CULTURAL R>EVOLUTION
Proceedings of the 22nd International Symposium on Electronic
P457

香港で行われた電子芸術国際会議ISEA2016において、愛知県長久手市において運営した地域の農や食、アートや音楽などの情報の共有を目的としたwebサイトについてポスター発表とポスターセッションをおこなった。このwebサイトをとおして地域住民同士のコミュニケーションを活性化し、農業、食料、アート、音楽、子育て、経済などを含めた地域循環型の社会を目指すためにwebサイトなどの電子メディアが有効であることを発表した。

http://isea2016.isea-international.org/
https://isea2016.scm.cityu.edu.hk/openconf/modules/request.php?module=oc_program&action=program.php&p=program

子供の映像情報メディア・リテラシー育成のためのデザイン 知多ケーブルテレビネットワーク「地域のお宝発見!マルトモ探検隊」番組制作をとおして

日本デザイン学会第62回春季研究発表大会口頭発表
テーマセッション -「子どものためのデザイン」
講演番号:A2-06
2015年6月13日
千葉大学

日本デザイン学会誌「日本デザイン学会研究発表大会概要集」62巻 (2015) A2-06(CD-ROM)
2015年6月
単著


地域の発展のためにはその地域の住人がその土地のコンテンツを発掘し情報発信してゆくことが重要だ。本研究は子供達が地域の情報を発掘、発信するケーブルテレビの番組制作をとおして、子供達の映像による情報メディア・リテラシーを育成することを実践的におこなった。地域の情報を映像で伝えるためには情報を正確に伝える機能的な要素、そして体験なども含めた動的かつ感性的な要素、そして自身の感じたことや考えたことを伝える主観的な要素が必要になることについて考察した。

マルトモ探検隊
制作:知多半島ケーブルネットワーク株式会社
制作協力:(株)第二制作

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子供の野外体験ワークショップ「フォレスト」

日本デザイン学会第61回春季研究発表大会、口頭発表
テーマセッション A7-06子どものためのデザイン部会、テーマセッション 「子どものためのデザイン」
2014年7月5日(土)
福井工業大学

日本デザイン学会誌「デザイン学研究2014第61回研究発表大会概要集」CD-ROM
2014年7月
共著

近年は地域のコミュニティーの存在と住民同士のコミュニケーションが重要になってきている。本研究は愛知県立芸術大学の豊かな自然環境を活かして、地域の子供や大人や学生と関わりながら野外体験、農耕体験、自然素材を生かした造形体験、コミュニケーション体験をするワークショップシリーズである。2008 年より開始したこのワークショップシリーズは年間8回から10 回程度おこない、参加する子供や親子の様々な変化などについて考察した。

共著者:宮崎喜一、名川敬子


抄録
「フォレスト」は愛知県立芸術大学の豊かな自然環境の中で、地域の子供が地域の大人や学生と関わりながら野外体験をするワークショップシリーズである。2008 年より開始したこのワークショップシリーズは年間8回から10 回程度、季節によって移り変わる様々な自然の要素をもとに、毎回テーマを変えて開催している。現代社会は価値観が多様化しているので、誰もが共通の体験や価値観を共有してコミュニケーションをすることが困難になっている。そこで誰もが参加できるコミュニケーションのプラットフォームとして野外活動は有効であると考える。野外では共同で働くことになるので、労働は他者と関わるコミュニケーションの一つの形になる。また自然環境という、人間のペルソナ(=社会的な顔)から解放される空間においては人々の社会的な記号は意味を失い、自ずとオープンな意識が生まれる。そのような意識の状態になってはじめて、本来のコミュニケーションが可能になる。

日本デザイン学会 第61回研究発表大会 セッションID: A7-06

情報リテラシーの向上による市民参加型webサイト制作の可能性 ひらひら日本webサイトのデザインとディレクションを事例として

日本デザイン学会第3支部平成27年度研究発表会口頭発表一般
講演番号:B01
2014年3月21日
名古屋市立大学病院

日本デザイン学会誌「日本デザイン学会第3支部研究発表会発表概要集」
2014年3月
単著


愛知県を中心として花と緑のネットワークを構築するためにデザインした市民参加型のwebサイト制作のために開発した手法の紹介と実践の報告、将来の可能性について述べた。市民参加型の活動をしているグループは人材や予算が限られているが、多くの市民が情報入力で参加することによって、web サイトの構築のハードルはさがり、活動の情報発信力が高まり、その活動が広がってゆく可能性がある。そして現在の社会において地域のコミュニケーションや福祉、子育て、文化、災害対策などの視点から、市民参加による活動が活発化してゆくことは社会的な意義がある。 P19〜20

日本デザイン学会第3支部平成27年度研究発表会