花大国オランダを中心とするヨーロッパ諸国では、市民の間で花文化が大変重要視されており、当然、花を販売するガーデンセンター(園芸店)もすばらしいクオリティを誇っています。店頭には大人3人がかりでも持てないような巨大プランターの鉢植えがお出迎えしたり、ツリーハウスやプールなどお子さんが自由に遊べるアミューズメントパークのような趣向を凝らしたり、驚きと発見のあるお店がひしめいています。ある店では、オーナー自らが売り場づくりの様子を動画に撮って毎週配信することで、顧客にタイムリーに店の売り場情報を伝える工夫もしています。
日本でも最近は、雑貨や生活用品をセレクトして植物とうまくコラボレーションさせたり、カフェを併設してゆっくりくつろげるような滞留型の園芸店が増えてきました。これから日本のガーデンセンターは第2期ともいえる新しい時代に突入しそうです。
植物を売るだけでなく、植物を中心とした生活を楽しめる店が増えていくことを願っています。
花と緑のビジネス情報誌 グリーン情報「GardenCenter」編集部
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