愛知県立芸術大学の竹林の間伐材を用いて、環境にやさしいエコトイレ(コンポストトイレ)を作った。人間の排泄物は土に還せば有機物が分解して堆肥になる。その堆肥を用いて果樹などを育てると、完全に無駄がない、自然循環型のシステムが構築される。竹は定期的に間伐しないと竹林が荒れる。間伐した竹で、堆肥用のエコトイレや建築物を作り、観察・実践型の環境教育を、県立大と芸大の合同授業とワークショップで行った。
目的:
1、 パーマカルチャー・デザインの講義を英語で聞き、欧米の最新のパーマカルチャー・デザインの理論と日本の伝統的な知恵やスキルを合わせ、創造的な作品を創る(通訳補助あり)。
2、 コンポストトイレを作り、堆肥を果樹などに利用することにより自然循環型の環境意識を育む。
3、 芸大内の竹を間伐し、自然建築物を作ることで、竹を活用する技法や伝統的な知恵を学ぶ。
レクチャー:愛知県立大学H棟201、7月5日(木)5限ゼミ16:10-17:40
ワークショップ:愛知県立芸術大学長鶴池、7月7日(土)、8日(日) 10:00 – 16:00
※本プロジェクトは愛知県立大学「研究演習(ラテンアメリカ文化・思想)」(担当:谷口智子)と愛知県立芸術大学大学院美術特別研究「環境とメディア」(担当:石井晴雄)の合同レクチャーと合同ワークショップとして行なった。レクチャーは学生向け、ワークショップに関しては一般参加も可とした。
講師:ピーター・ランディーン
コロラド大学ボールダー校人文科学部文化人類学科卒業。ワシントン州のブロックス・パーマカルチャー・ホームステッドなどで研鑽を積む。現在シアトルを中心に、パーマカルチャー・デザイナー、ランドスケーパー、コンサルタントとして活躍中。グリーンゲージデザイン主宰。
担当:谷口智子(愛知県立大学)、石井晴雄(愛知県立芸術大学)
共催:愛知県立大学多文化共生研究所
ワークショップ:愛知県立芸術大学長鶴池、7月7日(土) 10:00 – 16:00
竹でコンポストトイレをつくる
ワークショップ:愛知県立芸術大学長鶴池、7月8日(日) 10:00 – 16:00
パーマカルチャー講座