アメリカのネイティブの人たちがつくっていたような色とりどりのとうもろこしを育ててみた。我々のような素人農民にとっては穀物の脱穀などはなかなか大変。 その点とうもろこしは脱穀をしなくてもよいからとても楽。F1種ではないから来年この実を蒔けばまた収穫できる。実は粉に挽いて小麦、そば粉と混ぜてクレープにして食べている。
現在栽培されている穀物や野菜の種はいわゆるF1種という、一代限りの種で育てられ、子孫をのこすことができない。だから穀物を育てても種を採ることができず、次の年もまた種苗メーカーが育てた種を買って蒔かなければならない。そのほうが交配された、優秀な作物ができるからという理由らいいが、それによって常に種苗メーカーから種を購入することが当たり前になって、お金がかかるし、農民が自分たちて種取りをして作物を育てていたら種苗メーカーは儲からないから、農民をF1種に依存させる構造をつくりだす。われわれは常に種苗メーカー、肥料メーカーに依存しなければ食物を育てることができなくなっている。